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2007.08/21(Tue)

拳闘暗黒伝セスタス13巻 ポンペイ編終了。ローマの衛帝隊へ 

拳闘暗黒伝セスタス13巻 感想

ようやく購入。
知名度あんまり高くない作品なんで、一応説明。ローマ帝国のネロ皇帝時代の、少年拳闘士(拳奴)の物語。以前はローマ近郊の養成所にいたけど、いろいろあって、今は師弟そろって巡業師の元に。なお、ローマ史は全然詳しくないんであんまり細かい事はいえないけど、カリグラの扱いっぷりとか見ると、割と古典的なローマ観中心で物語を進めてる感じ。
巡業になってから原作序盤の「負けたら死」という殺伐感がなくなってるけど、むしろこの方が自然ではないかと。試合に負けた見習い拳闘士をいきなり間引きしたヴァレンス(セスタスの最初の所有者)は今思えばやっぱり極端。奴隷を動産として扱い、なるべく死なないよう壊さないようにし、功績があった奴隷には情けも見せるドリスコ(セスタスの今の所有者)の方が、むしろ自然。

それはそれとして。まずは、前巻で最強の敵エムデンに勝ったセスタスたちの後日談をまとめ、ポンペイ編終了。将来を期待させる伏線が多数ばらまかれ、期待感が大。回収されるのが何年後になるかはわかんないけど。

次に舞台はローマに飛び、皇帝を警護するセスタスのライバル、衛帝隊弐等衛士ルスカの物語へ。
  • 『徒手空拳で闘える』という利点を生かし皇帝のそばに仕える立場まで上り詰めたが、基本的には現皇帝の私兵である『衛帝隊』。この設定から派生するエピソードと、衛帝隊メンバーの掘り下げ
  • 皇帝ネロ、皇后オクタヴィア、ブリタニクス、など、皇帝近くにいる様々な人間の複雑な関係
が描かれます。ローマ史を交えつつ物語が進むのが、面白みの一つですね。
皇母アグリッピーナの兄であるカリグラが近衛隊に殺された事、ローマ市内で帯剣が許されているのは近衛隊のみである事、を思うと、「武器なしで武装兵と互角に戦える、皇帝直属の私兵」は確かにほしいところ。ま、だからこそ近衛軍団と衛帝隊は仲が悪く、この13巻みたいな揉め事が起こるわけですが。

ただ、同時進行するエピソードや伏線があまりに多すぎて、本当に完結出来るんかな…と思ったりもするけど。セスタス完結は10年〜20年後って感じ?。ベルセルクやヴィンランド・サガとどれが早いか。

テーマ : 漫画の感想 - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : 漫画 コミックス コミック

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