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2008.06/21(Sat)

マクロスF第11話 全てはシナリオ通り 

マクロスフロンティア第11話「ミッシング・バースデー」感想

恋愛エピソード中心。アルトがギャルゲ主人公ばりに鈍感な事もあり、シェリルにとっては好ましい展開、ランカにとっては可哀想すぎる展開。
「私、アルト君が好きなの」
空間が凍りつく。ただシェリルをのむ、音のない音だけが聞こえてきた。
そしてランカは続ける。
「私、アルト君と寝たの――」

パアァ……ン………。
彼女が言い終わらないうちに、その乾いた音は暗いスタジオに鋭く響いた。
俺は目を疑った。シェリルが、ランカを平手で打ったのだ。

「どうして…!」
瞳に涙を溢れさせて、シェリルはランカを問いつめる。
「どうして、ランカさん!ランカさん、私とアルトのこと知ってたのに、どうして…」
ランカは頬を押さえてうつむいたまま何も言わない。
「私が…私がアルトのこと好きなの…愛してるの知ってるのにどうして、どうしてそんなこと言うの…!?」
「………。どうして…」
本当、終盤こんな感じの展開がありそう。
あと、BD/DVDのCMが「大ニュース大ニュース!」からシェリルの語りに。星間飛行のCMはたぶん初登場。娘フロも少し変わったかも?


恋愛物としてはまだ物足りない…

「物言わぬ宇宙怪獣との戦いだと単調になるんじゃ?」「キノコ杉田はラスボスっぽくないなぁ」「バジュラの謎解きだと、自然崇拝の電波展開になったりするんだろうか?」と思ってたけど、実際は

恋と友情と惑星の運命が交差する超銀河ラブストーリー!!

というキャッチコピー通りに進行しているので、安心。
第5話(恋愛回)、第6話(恋愛回)、第8話(ギャグ/恋愛回)、第10話(映画撮影/恋愛回)、第11話(恋愛回)と、バルキリー戦闘がない回が11話中5話も!

シェリルやランカのちょっとした表情の変化、言葉の端々から、いろんな事が読み取れそうな感じ。
シェリルは、ランカを妹分として可愛がりたい一方、仕事や恋のライバルと認めている。ランカは劣等感が強そうなのに、電話では「最近あんまり会えなくてごめんね」という言葉から入り、誕生日にアルトを一方的に呼びつけ手作りクッキーを持っていくというズレ。
激しい戦闘をやってるわけでもないのに、緊迫感があります。
マクロスF第11話:恋愛
ただ、これだけラブストーリーしてるのに恋愛要素が弱い気が。
  • アルトが鈍感。そもそも恋愛に興味がなく、思わせぶりな態度すらとらない
  • そういうアルト寄りの視点で描かれる事が多い
  • 恋愛中心の心理描写がまだ不足気味
  • シェリルやランカに言い寄る男が少ない
というあたりかと。
「ランカが主人公。好きな人はアルト。憧れの人であり恋敵でもあるシェリル。寄ってくる男はミシェルとブレラ」という風に、ランカ視点から見ると印象はかなり変わりますが。

アルトが淡白じゃないと、話が変になる
女嫌いじゃなさそうだけど美人だし女形を演じてたから、女を可愛いとか思わなくなってるのかも。いや、「空が大好き」というマクロスの基本キャラ路線なだけか。まぁ、女を過剰に意識するのもなんだし、手が早かったら、
  1. 「誠死ね」「アルト死ね」と視聴者に総叩き
  2. 1クール終了頃には、シェリル、ランカ、ナナセ、クランと四股
  3. 2クール目で恐ろしい事が起こりそう
なので、この淡白さは必然かも。

心理はもっと描いた方がいい
今回ランカの心理描写がかなり出てきたけど、まだ弱いです。とは言え、
  • キャラが恋愛中心に考えて動く……予備知識なしでも理解しやすいし、見てる人の経験と重ねやすい
  • 伏線を細かく組まない……ち密に伏線を編みこんでも、伏線を忘れた人にとっては単に理解を妨げるだけ
  • 第3者視点を入れない……主人公が知りえない事象の描写が多いと、感情移入しづらくなる
というレベルのアニメは、リスクが高すぎて作れないとは思います。アニメを好む層の嗜好とずれてるだろうし、伏線や第3者視点は入れるべき。もともと、キャラ重視の昨今、恋愛に重きを置くのは危険なわけだし。
でもマクロスなんだし、せめてもう少しシェリル視点、ランカ視点での恋愛思考・恋愛行動がほしいところ。ここらへんは2クール目に期待しています。
(08/09/30追記:最終的に「キャラが恋愛中心に考えて動く」というリスクの高い描写を、2クール目にやりました。反応からするとやっぱり非常にリスクは高かったですね。まぁ、数字的にはごく一部が騒いでるだけというのが見て取れるので、さほど問題ではなかったんでしょうが…)


ナナセとアルト

ニュータイプのネタバレはガセネタかと思ってたけど、今回で「ナナセはバイで、アルト>ランカ」が正解に思えてきました。
「アルトが好きだけど、付き合える自信が全然ない。友だちのランカとアルトが一緒になるなら許せる。だけど、シェリルとアルトが付き合ったら、アルトはどこかに行ってしまいそうな気がする」という感じで。


三択

アルトの誕生日プレゼントの選択はかなり重要ですね。特に、シェリル以外を選ぶとガリア4に行かなくなるから、今後の展開が全く違う。
  1. 実家に帰る……父親に勘当を解かれる(かも)→矢三郎の言葉通り、歌舞伎の道に戻っていく
  2. グリフィスパークの丘に行く……ランカと会う→ファーストライブのチケットと手作りクッキーをもらい、ランカと親しくなる
  3. シェリルと一緒にガリア4へ……本物の空を飛べる
ゲームの選択肢みたいだけど、この三択だったら今のアルトはシェリルを選ぶよねぇ…。単に「大気圏を飛べる」に飛びついただけだろうけど、アルトが一番ほしがってるものを渡せるシェリルがやっぱり上手い。
でもこれ、ランカの話を聞いた後に思いついたプレゼントだし、シェリルは第10話で「ランカはアルトの事が好き」と確実に気づいたわけで、静かに火花散らせてます。


バジュラの謎はガリア4に?

レオン「いずれ12時の鐘が鳴ったら魔法は解ける」
レオン「ある筋からの情報でね。あの惑星は要注意だと」
レオン「お見事、ここまではあなたのシナリオ通りだ」
第9話のレビューで「大目標がない。『例の計画は予定通り進んだ』みたいなハッタリもない」と書いたけど、前回と今回でレオン・三島が見事に解消。「シナリオ通り」という台詞はベタだけど「たくらみが確実に進行してるんだな」と期待を持たせてくれます。次回予告が戦闘中心で『罠』とか言ってるから、なおさら。
しかし、シェリルのイヤリングの石は本当、何なんでしょうね。
  • 第10話の取引でレオンが手に入れたVF-27の設計図が、L.A.Iに渡された。
  • フェアリー(=シェリル)は、予定通りガリア4へ
レオンの台詞やバジュラ母艦の動きを思うと、フォールド航法技術を飛躍的に高める物のようですが。でも、シェリルをガリア4に送り込むのが「シナリオ通り」とは…?

ところで、ガリア4は昼半球と夜半球が永遠に続くそうで。
「昼半球は、大密林が広がり猛獣怪虫が無数にいる灼熱の魔境。夜半球は、極低温生物が支配する闇と氷雪の世界。緩衝地帯を暴風が吹き荒れる」みたいな、ファイオリのような風景? 映像的に、基地は緩衝地帯にありそう。


第33海兵隊

軍の中でもゴロツキ集団みたいだけど、初代でミンメイの歌に転んで地球の社会生活にすぐなじんだのと、悪い形で文化に染まったのに分かれてたし、こういうのがいても全然おかしくない。
いい意味で魅力的な悪党たちだったらいいなぁ。


テーマ : マクロスF(フロンティア) - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : アニメ マクロスF ED

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