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2008.06/28(Sat)
マクロスF第12話 戦闘なんてつまらないよ 私の歌を聴いて
マクロスフロンティア第12話「ファステスト・デリバリー」感想
最初から最後まですごくマクロス的な超展開。大気圏突入してきたミシェルのVF-25Gにサウンドブースターが…戦闘中にランカが星間飛行を熱唱…こういう事を大真面目にやるアニメって、やっぱり貴重。星間飛行もようやく本編登場。さらにアイモ、ねこ日記、愛おぼとランカ曲。そういや、星間飛行は激戦週に4日連続でオリコン5位だそうで。
今回の話、普通なら暴動と血の呪縛を中心にした陰惨な内容になりがち。「チートな機体でテムジンを力ずくで片付ける→周囲が喜ぶ中アルトが一人苦悩→アルトの様子に気づいたミシェルが何か語るorシェリルがアルトに寄りそう…」ぐらいの展開。
でもマクロスFは、ランカの歌で場の空気が一変→ランカ萌えの兵士たちが戦意喪失→病気のシェリルを放置してアルトとランカが空中デート、というアイドル恋愛物語に。
普遍的に面白い要素
「歌や異文化に触れた者が、キャラの雰囲気に全然合わない事を言う・知識不足ゆえに想像外の行動を真剣にする・異様に興奮したり感動したりする」のは、普遍的な面白さがあるし、強烈に印象に残ります。初代テレビ版だと、ミス・マクロスを真剣に分析したりカンフー映画を超能力と勘違いしたり。マクロス7“最強 女の艦隊”だとキスで動揺しバサラの歌で興奮状態になったり。そして、マクロスFではこれ。
真剣な顔で変なこと言うから、いつにもまして見入ってしまったじゃないか…。お前ら、最高。![]()
ランカ「みんな、抱きしめてっ! 銀河の、果てまで!」
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副長「ご存知ないのですか!? 彼女こそ、代役からチャンスをつかみスターの座を駆け上がっている、超時空シンデレラ、ランカちゃんです!」
ゼントラ兵士「馬鹿な、こんなところに」「デビューライブ、絶対行けないと思ったのに」
冷静に言えば、シュールな展開と同時に映像と台詞の作りこみがいいです。仮に「スターの座を駆け上がっているシンデレラ、ランカ・リーです!」+兵士のざわつき、だと、意味合いはほぼ同じだけど、視聴者の心のひっかかりが全然違う。
集大成のよさ
オゴタイ少佐(ブリタイ)、副官(エキセドル)、テムジン(カムジン)、と初代キャラ風の面々が登場。歌で戦意喪失、サウンドブースター、マクロス風の遺物(?)など、旧作の要素もうまく取り入れてる。これは、シリーズ物やパロ物の強みですね。名キャラ・名シーン・名台詞は予備知識なしでも心に残りやすい事が多いし、元ネタを知っている人が見ればイメージがオーバーラップされるし世界観の再認識も出来る。本編になじませれば、新しいイメージが付加されて世界観が広がる。
自分は、パロに頼りすぎた作品(※面白さを他作品の功績に依存)・作者の日記を漫画化した作品(※安易すぎる)はあまり評価しないけど、マクロスFはかなりうまく旧作を取り入れてます。河森総監督としては少々不本意かもしれないけど…。
劇場版や2期や続編に向けて: マクロスFはキャラが弱い
「2クール完全終了。マクロスの歴史はこれでおしまい」…とはとても思えないので、あえて問題点を。マクFは、キャラ設定やキャラの関係性がアニメファンを引き込みやすい形になってない。集大成と引き換えに意図的にそうしたのかもしれないけど、これは不安要素です。詳しい事はいずれ別記事で書きたいけど、ここではテムジンについて。
テムジンをあっさり片付けるとか、本当にもったいない! 飼いならされアイドルオタク化したゼントラたちの中、血の呪いに縛られつつ戦闘種族の生き様を貫こうとする人物…こういうキャラは物語を引き立てるし、「心にひっかかるキャラが1人2人いる」のが意外と視聴し続ける動機になったり、「何をやっても神回に見える」という重度のファンを育成するきっかけにもなるのに。![]()
七色ニンジンをかじるテムジン。ランカを始末しようとするテムジン。
いや、まだ生きてるのかもしれないけど、名前もあわせて「使い捨て?」という印象を持たせてしまってる。
そういや、テムジン@金野潤さんってケータイ君の声か…。
恋愛要素
第5話〜第11話と虐げられてきたランカが、ようやく反撃。- 体調不良で倒れ、何も出来ないシェリル
- ランカが追ってきて、シェリルの代わりに歌う
- 「歌ってどうこうなる状況じゃない」戦闘が、ランカの歌でおさまる
- アルトにプレゼントした空が、ランカとアルトの空中遊覧デートの場に
- ミシェルが焚きつけた事もあり、アルトがランカを意識し始めている!
- 体調不良のシェリルではなく、一緒にいたアルトを心配している(!)
- アルトがほしがっている物ではなく、自分が渡したい物を渡している
- 「自分がイメージする理想のアルト君」を好きになっているように見える
地球にあるはずのマクロスがガリア4に?
アニメ誌では次回は「トワイライト・プラネット」だったけど、アニメでは「メモリー・オブ・グローバル」に変更。ギリギリで変えたというより、本来のタイトルだとネタバレ甚だしいせいかと。初代マクロス艦と同じ艦は作られてないようです。…「監察軍が、マクロスと同型艦でこの惑星に来ていた」という事かな? 「はるか未来の地球」「星に意思があって幻影を見せてる」みたいな古典SFネタはないと思いますが。
テーマ : マクロスF(フロンティア) - ジャンル : アニメ・コミック