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2008.07/27(Sun)

コードギアスR2第16話 世界が真っ二つに 

コードギアス〜反逆のルルーシュR2〜TURN16「超合集国決議第壱號」感想

やってる事は決して複雑じゃないんだけど、場面転換が多すぎて微妙に分かりにくい…。数多くの事が同時進行しています。各キャラの思惑もそれぞれ微妙に違う方向。現状、何がどう転んでいくのかまるで予測つかない。
ただ、物語の大筋は「反ブリタニア連合として超合集国が成立。最初に日本奪還を目標とする。黒の騎士団の結束に不安が出始めた」という、比較的単純なもの。今回は、大筋よりも各個人の動きに注目。


ブリタニア側

ギルフォード卿、ちゃんとジェレミアって呼んであげて…。
皇帝
アーカーシャの剣のところで行方不明になったまま。というわけで中華連邦への宣戦布告が中断される事に。
そのすきに反ブリタニア側はすばやくまとまり、超合集国成立。皇帝は、超合集国決議第壱號で割り込みをかけてきて宣戦布告。…まるで、見せ場を最初から読んでいたかのような動きだ。どーもこの皇帝、ずっと思っていたけど実はラスボスじゃないんでは。あるいは、ルルーシュとの一件は彼の最終目標から見たらかなり「ささいな事」だとか。
ナナリー
つるし上げられてます。ローマイヤーは前回の事でナナリーに反感を持ってたんでしょうかね。
スザクとカレン
カレンがスザクをボコボコに。最近のスザクはえらくヨレてるなぁ。1期の頃のかたくなな態度は一体どうしたんだ。いや…2期に入って以降、スザクがブリタニア内部から何を変えたのかいまいちイメージ出来ない。ナイトオブラウンズという立場でシュナイゼルの下でひたすら戦っていた&ルルーシュがゼロの記憶を取り戻したかどうか確認するために動いていたような気が。
ジノ
小物っぽいナイトオブテン(ルキアーノ)に対してなかなかいいところを見せます。そういや彼、前からカレンに興味持っていたような記憶が。
アーニャ
ついにアーニャの記憶の話。写真を取りまくったり日記を書いたりというのはこの伏線だったんですね。ただ、今回はその伏線提示で終わり。アーニャやスザクに触れた時のC.C.を思うと、2人とも皇帝に何かされてる可能性が非常に高いけど、現状では予想つかない。
ロイドやニーナ
紅蓮を改造するとか…でもこれも最終決戦(?)あたりの伏線になりそうな気もする。
新型兵器フレイヤをランスロットに搭載する事に。ナイトメアフレームに戦略兵器とかもうちょっといい考えはないのか、と思うけど…いや、ロイドもニーナに皮肉言ってるよな。ただ、ニーナにしてみれば
  • もともとイレヴンが嫌い
  • ユフィが望んでいたのはイレヴン虐殺(※ギアスの謎はごく一部しか知らず、ニーナは当然全く知らないはず)
  • スザクはユフィを守れなかった
  • ユフィを手にかけたのはゼロ
という行動原理なわけで。ああ、嫌な事が起こりそうだ。


超合集国

天子の声がちょっと上手くなったような気がする。
黒の騎士団の面々、ラクシャータ以外はカレンの事を半ば忘れてるんじゃないか?
各国は軍事力を保有せず、黒の騎士団に委任するという形に。皇族が超合集国を烏合の衆と称していたけど、ブリタニア統治も占領地を強権で押さえつけている傾向が強いため、流れが傾けば一気に崩壊する可能性はあります。
この回、ギアスの世界観では大きな区切りになるかと思いますが、「2期では学園要素も残しつつブリタニアと対決。しかし日本解放だと1期と同じ事をなぞるだけだし、今度はブリタニアと全面対決で。まずはゼロを復活させブラックリベリオンの後始末をしなければ」という大枠が最初に決められていたとすれば、実はここまでの流れはかなり順当だったんだな、と思えます。黒の騎士団が地味に各地を転戦するという流れもあったんだろうけど、こういう形で対抗する方が現実的ではあるでしょう。
ルルーシュ
ルルーシュ=ゼロと皇帝にばれた→皇帝が戻ってきた→ナナリーが危ない!よってスザクに保護を依頼→枢木神社に来い
あー…これでもう一部に流れてるバレ情報がほとんど確定しそう。
C.C.
記憶を失った彼女がどんな言葉をしゃべっているのか? は突っ込まない方向で。急に萌え度がアップした感じ。
よくまぁ姿出せたな。ヴィレッタをまたかくまっているんだろうか。と思ったけど、ディートハルトが何かやってるのか。
千葉さん
藤堂と以前から仲良さげ、というか藤堂を慕っているようにも見えたけど、やっぱりそうだった。こういう台詞を聞くと、「死亡フラグか」みたいに思えてしまうのはよくないなぁ。
その他
朝比奈はもともとゼロについてるというより藤堂に仕えてるという感じだった事もあるし、ロロのことも含めてゼロに非常に不信感を持つようになっていますね。黒の騎士団の中で南と並んで反ルルーシュ側の筆頭に近いぐらいか。
というか、いまだに正体を明かさない・ブラックリベリオンの時の戦線放棄もあって、黒の騎士団はもともとゼロを完全には信じきっていないところはあった。


そのほか

ミレイ
お天気お姉さんをやっています。案外充実している毎日のようです。
…でもふと思ったんだけど、これもしかしてトウキョウ租界にフレイヤが落とされた時に死亡→ニーナ狂乱、という流れなんじゃ…。


脚本や学園要素について

ギアス脚本が迷走してるという意見も一部見られるけど、自分は今ではかなり評価してます。1期で人気のあった要素(奇策による大逆転や学園要素)をきちんと残し、大量にばらまいた謎や伏線も限りある話数で何とかまとめ上げようとしつつ、各話で盛り上がるポイントを詰め込もうとしている。で、各キャラの動きが明確で、ある意味生き生きしているように感じられる。
ただ、伏線をばら撒きつつ目標に向けて駆け上がっていた1期1クール目と違い、伏線回収や新たな伏線出しもしなきゃいけないので、見ている側からするとどうしてもバタバタした印象があるのかな、と思ってしまう。そう考えると、長期的な伏線はなるべく少なめにした方がいいのかも。

後、ここまでを振り返ると、学園要素がものすごくストーリーに制限をかけてます。最後は咲世子の変装という裏技を使っちゃったけど、ルルーシュの行動範囲は日本と中華連邦だけになり、話のいくつかは学園エピソードに使われた。プラモ販促という意味でも学園要素は不利だろうから、1期でよほど好評だったって事でしょうかね…?

テーマ : コードギアス 反逆のルルーシュ - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : アニメ コードギアス

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2008.07/27(Sun)

マクロスFが「7話がピーク」に見える理由 

第16話まで来て、「面白くない」「失速している」「7話がピーク」「中だるみ」と感じている人が少なからずいると思われます。自分も、第6話第7話の頃に比べると妙に勢いがないように感じられる。
そもそも万人が高評価する作品なんてあり得ず、同じ作品をある人は絶賛し別の人は叩く、といった事はよく見られます。一方で「みんなが面白いと言ってるから、自分が見ても面白いはず」という自己暗示的な好循環もよくある。
ただ、マクロスFはこの数話ほどで裏返った人が若干多いように思えます。制作側にとっては予想外かも。

第13話で物語が大きく転換し、少しずつ蒔いてきた伏線の回収を進めつつ新たな伏線も出し、歌の位置付けやメインキャラの立ち位置も変化。大きな破綻はなく、むしろ序盤に比べても複数のイベントがち密に進行しているように思える。普通に面白いし、個人的に笑いのツボなシーンも結構ある。なのになぜか?


勢いのなさの原因

第8話が転機です。
  1. 第3話第7話まで上り調子の熱狂
  2. 第8話第9話第11話がブレーキになって熱狂が薄れる
  3. さらに以下に述べるような要素が目立ち始めたため、変わらず面白く感じる人がいる一方、作品の基礎評価の反転度合いが強いと(※無意識に欠点がクローズアップされる精神状態)急につまらなくなったと感じる
  4. 3話→7話がずっと上り調子だった分「7話ピーク」という印象になる

第13話以降の急展開と大量の謎が頭の中で処理しきれない
たぶん、これが一番大きいです。
謎解明が客引き要素として強い割に、なかなか解決されない。以前も書いたけど、「異世界の謎解き」はアニメでは鬼門です。視聴者が感情移入しづらいから。
第13話は、自分も謎を整理・解釈するのにかなり手間がかかりました。「わけわかんないからもういいや」と物語への興味が薄れた人が相当数いたんじゃないかと。謎が気にならない・覚えていないから、その謎を解決しても気にならないしますますわけがわからなくなる。
「序盤からの伏線と整合性を保ちつつ急展開を行い、中だるみを防ぐ」という制作上の思惑がありそうに見えるけど、逆に中だるみ感を強めてしまったように思えます。
敵であるバジュラに襲われたギャラクシーを救援に行く(第7話)→真の敵はバジュラではなくギャラクシーにいる何者か(第15話)と大転換させるためには、こうせざるを得なかったとは思うんですが。
序盤で視聴者を引き寄せた要素が激減
シェリルが急激に落ち、ランカが一気に上昇。戦闘とシェリルの歌がものすごく減り、わずかな戦闘に乗るのもランカの歌。
演出の狙いとは言え、アイモは戦闘に合わないです。また、戦闘がバンクだらけでかつ力押しでも普通に勝てるようになり、戦闘の見どころが薄れてるのもあります。
キャラの目標がぼやけて鬱気味に
(※これは第17話以降解決されていきました)
第7話までの駆け上がるような話から、メインキャラが鬱気味に。レオンやグレイスの目標はよくわからず、アルトやランカは目標を見失い、シェリルは停滞。メインキャラがいつもイラついていたり自他の言動に疑問を持ちつつミッションに参加しミッションクリアしても素直に喜ばないので、爽快感があまりない。
序盤で釣られた人が、マクロスシリーズのお約束で不満を持つ
具体的には、濃い恋愛描写と歌。ただ、これはもう仕方ないです。三角関係であれこれするのは初代からの伝統だし、作中に出てくる歌はマクロス7に比べればずっと抑え気味。
そのほか、序盤から積み上がった細かい問題
熱狂が冷めると、どんなアニメにもあるご都合主義、キャラの弱さ、恋愛の唐突さなどが目につくようになります。ずっとピリピリしてほとんど成長してないように見えるアルト、ランカの恋愛重視あたりは特に危ない。
(追記)第17話以降の展開やCharaberry's5などアニメ誌を見る限り、バジュラが弱体化したのもメインキャラが目標を見失った風になっているのも、終盤に向けての布石でしたね。


とは言え…

作品人気は数字で見るべきです。
どの作品でも言えるけど、ネットでの声の大きさと実際の人気は明らかにズレがある。
マクロスFの後半に不満を持つ人は、アニメを大量に見ている場合が多いように見受けられます。考えたら、そういう人は他に見るべきアニメが山ほどあるから、いちいち謎を考えるヒマがない。謎は最低限あればよくて「簡単に理解出来る刺激的要素があるかどうか?」が重要になってくる。


ヤマトやエヴァや初代マクロス路線ではなかった

デカルチャーエディションやヤックデカルチャーエディションを見て、自分が序盤で何を期待していたのか改めて気づきました。昔の作品だと宇宙戦艦ヤマトや初代マクロスやエヴァンゲリオン、最近のだとコードギアスなどで感じられる空気に、マクロス要素を足したものを期待していたようです。
  • ギリギリ戦闘がしょっちゅうあり、地形効果や奇抜な作戦などで切り抜けていく。少しでもタイミングがズレたら全てが終わっていた事も多々
  • 全滅ENDの緊迫感があり、だからこそ市民は日々を明るく楽しく過ごす
  • 分かりやすい目標に向かって突き進み、目標達成までの道のりがはっきりわかる
  • バンクがほとんどない戦闘
  • 戦闘シーンの歌は、高揚感のあるシェリル中心
  • いつもイラついていたアルトがオズマ他の指導で急激に成長
  • 力押しばかりではなく、歌で解決
  • バジュラの中から、プロトカルチャーっぽい美少女が出てくる
みたいな。
吉野弘幸さんは初代をリアルタイムで見たらしいしコードギアスにも関わっていたから、ルルーシュや一気に駆け上がっていくようなストーリー展開やナリタ連山のような戦闘(紅蓮舞う・ナリタ攻防戦)がウケるのは分かっていたとは思うんですが。

まぁ、「戦闘で釣り上げ続け敵を力ずくで打ち倒すような作品にはしたくない。人同士の触れ合いや文化の価値や平和への願いを感じさせる作品にしたい」という制作側の意図があるのかもしれません。「歌で敵を倒すからマクロス(マクロス7)は好きじゃない」という根本的な勘違いがいまだに見られるぐらいだし

テーマ : マクロスF(フロンティア) - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : アニメ マクロスF

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