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2007.08/08(Wed)

ななついろ★ドロップス第4話 ノナフラグが立った 

ななついろ★ドロップス第4話「夏色のプールサイド」感想

今回はプール。すももの成長が見れる、例によってちょっといい話。ただ、前回同様、キャラの心情を理解していないと問題解決の流れが唐突に感じられます。細かいヒントは示されてるけど、もう少しわかりやすい演出がよかったかな。
あと、全体的に健全でほのぼの。これはこれでいいんだけど、もうちょっと遊び要素を入れてもよいのでは。

設定・用語解説
よくわかるフィグラーレ(アニメ版)

ストーリーの流れは基本的に3話と同じ

プールに落ちた星のしずくをすくうエピソードは、
  • 好きな男の子と仲良くなれると、強くなる
  • 昨日は出来なかった事が、今日は出来るようになった
  • すももの潜在能力はすごい
という、この作品全体の流れをなぞっています。第3話と同じパターンですね。でも、すももの子供っぽさなどのせいで、前回同様「言葉の力」や「心のつながり」が見えにくくなってます。


すももは、恋愛を通して強くなる

すももは「好きな人との心のつながりを実感する事で、強くなる事が多い」キャラです。第1話の一番最初の映像は、すももの性質を端的に示したものですね。
他のアニメではあまり見られないタイプだけど、ななついろ★ドロップスは原作自体がこういう雰囲気で成り立っています。だから、すももルート以外で…。
そもそもこの作品、「自分を犠牲にしてでも、守りたいものがある」「誰かを本当に好きになった」みたいな感覚を持っていないと、キャラの言動が意味不明に感じられるシーンが目立つんですよね。この想いは、原作中盤以降の石蕗の行動や終盤にすももが言う言葉に集約されています。

星のしずくをすくうシーンが唐突に見える理由

  1. 不安になってプールサイドで泣き始めた
  2. なのに、ユキちゃんと少し話をしたら回復。しばらくすると笑顔で水中を飛び回る
を唐突に思った人も多いかと思います。前回も「七夕飾りを見た途端に元気いっぱい」でしたよね。
実は、すももは石蕗と話をした時点でほぼ回復してます。ユキちゃんは「すももにたくさんの勇気を与える」重要な立場なんだけど、あくまで最後の一押し。3話でも4話でも問題解決時に、まずユキちゃんの事を思い、次に石蕗の事を思い浮かべてますよね?
でも、深夜アニメ視聴者層で、恋愛中心で物事を考える人はあまり多くないと思います。なので、「石蕗の事を思い浮かべる」程度の演出だと、単に「なんだ。ずいぶん簡単に水嫌いを克服したな」と思うのが普通でしょう。
原作では、
  • 特訓中、石蕗がすももの手を取りちょっと恥ずかしいセリフを言う。
  • すももが、自分が少し進歩した事に気づいて、すごく喜ぶ。
  • プールに潜ってる際、すももが石蕗のセリフを言葉にする
といった演出をかなり時間をかけてやってるんだけど…アニメでは時間が足りないのが残念。

絵が荒れてきた

第4話になって、さすがに絵が少し荒れてきました。キラキラした感じはまだ残っているし全体的にはすごくいいんだけど、
  • 使いまわし・止め絵が増えた
  • 一部の動画の質が落ちた(後半)
  • キャラクターデザインが不安定化(特に後半)
作画崩壊の一歩手前という雰囲気。ここまで来たら頑張ってほしいなぁ…。

レビュー:前半

結城ノナ登校。深道信子、桜庭圭介、弥生、小岩井フローラたちが話しかけるがそっけない態度を取る。水泳で石蕗正晴が活躍。
キャプ画像。車で登校する転校生の結城ノナ。周囲にそっけない態度を取り、なかなか溶け込もうとしない。 石蕗正晴をすもも視点で見た場合
水泳の授業で、石蕗が活躍(すもも視点)。
如月先生が無理矢理登場し、妙に説明的なセリフ。今週は先生に限らず、状況説明が多め。泳いでる石蕗、ものすごくカッコいいです。すももが見とれるのも納得だし、信子やフローラや弥生も注目。…そういや、圭介ってメガネとったらどんな顔してるんだろ…。

泳げない秋姫すもも。一方、水泳が実は得意だったノナ
水が怖くてほとんど泳げないすもも。如月先生は、石蕗にすももを指導するよう頼む。信子がノナも誘ってみるが、ノナは自分で泳ぎ始めた。ノナの泳ぎに感心する石蕗。
松田がぶつかったせいでプールに転落しそうになるノナ。石蕗と急接近
泳ぎ終わったノナは、松田のせいでプールに転落しそうになる。それを石蕗が助け…フラグ成立。複雑な気持ちになるすもも。
第3話の最初の折り紙と同様、如月先生が石蕗とすももの仲をうまく取り持とうとしています。
で、恋愛物で欠かせない三角関係ですが、やっぱり無難に結城ノナ。如月先生・信子・圭介だと違和感あるし、他の友だちは微妙に存在感が薄めだし。ナコだと…ストーリー的にいろいろ問題が出てくるんで。ともかくも、このフラグは次回に影響を与えそう。

落ち込むすもも。星のしずくを採りに行くとアスパラスが待ち構えて指導を開始。アスパラス=ノナとばれる
泳げない事や、石蕗がノナとちょっといい雰囲気だった事に少し落ち込むすもも。すももは小さい頃にいろいろあって、プールに顔をつける事すら出来ないらしい。そんな中、星のしずくが落ちてきて、すもも・ユキちゃん・撫子がかけつける。星のしずくは学校のプールに落ちており、噴水に落ちた時(第1話)と同様水底が深くなっていた。
プリマ・アスパラスが登場し、プリマ・プラム(すもも)に「指導するために来た」と宣言。「正々堂々と勝負したいので、強くなってほしい」との事。アスパラスは水中でのしずく採取に有効な「ヴィム・コミティ・アクア(水と交わる言葉)」を使ってみせるが、水を恐れる者はこの言葉は使えない。アスパラスが、おびえているすももの様子をよく見ようとメガネをかけた結果、撫子に正体を見破られる。
ナコは、普通にフィグラーレ関連の事に参加・協力しています。第2話でナコは「信じ合う印」を持つようになったから、もうナコに隠す必要はないわけ。
アスパラさんが水泳がうまい事、すももが水を怖がる事に怒るのは、ある意味当然。星のしずくは水に落ちるし、しずくの種類によっては第1話や今回(第4話)みたいに、本来よりずっと水深を深くする効果があります。つまり、ステラスピニアは水に親しみ水と交わるのが常識。エリート職であり、フィグラーレの女の子なら誰でも憧れる職業。だから、「水を怖がるスピニア」なんてものはあり得ない。なのに、水を怖がってほとんど泳げない人間が「今年のプリマ・プラム」になってるわけで。
ナコが、メガネ1つでプリマ・アスパラス=結城ノナと見抜きます。これはかなりすごい観察眼。声質は同じだしやや特徴的なメガネとは言え、しゃべり方も見た目も全然違うわけで。

レビュー:後半

フィグラーレのステラスピニアの事、2つの魔法学園についての話。実は、ユキちゃんを助けるというのは主目的ではなかった
如月先生から話を聞く。
  • フィグラーレには、プラム・クローリスとセント・アスパラスという2つの学園があり、星のしずくを集めるステラスピニアを養成。(07/09/05補足:原作では「プラムクローリス」だけど、アニメでは「プラム・クローリス」です)
  • 両校は毎年、成績優秀者を代表に選び、星のしずくの奪い合いをするのが伝統。互いに向上し、磨きあうのが目的。
  • 先に星のしずくを7つ集めた方が勝ち。
  • セント・アスパラス代表(プリマ・アスパラス)として結城ノナが選ばれた。
  • プラム・クローリス代表(プリマ・プラム)は一度こっちに来たけど急病でフィグラーレに帰ってしまい、指輪が秋姫すももを代役として選んだ。
  • 「ユキちゃんのために星のしずくを7つ集める」というより、「学園対抗戦のオマケでユキちゃんを助ける」と言った方が正しい。
話を聞いたプリマ・アスパラスは、すももを指導するため、再びプールに連れて行く。
「アスパラさんが、レードルの入手先をユキちゃんに問い詰めた」シーンがないため、超展開になってます。石蕗とノナの水泳シーンを少し削れば、余裕で入れれたはずなんだけど。
  • すももが着ている服は、すももの母親が送ってきた
  • すももが着ている服は、フィグラーレの学園の制服
すももの母親がフィグラーレに関わりがある事はほとんどバレバレですね。
「病気で帰ったプラム・クローリス代表」はおそらく皐ユリーシア(さつきゆりーしあ)という人物です。彼女はPS2版では新ヒロインとなり、フィグラーレに帰らずプリマ・プラムとして星のしずくを集める事になるはず。なので、PS2版はPC版やアニメとはストーリーの流れも結構変わると思われます。

アスパラスの言葉で、星のしずくが水と融合するのが24時間遅れる事に
アスパラスが、星のしずくが水と同化するのを24時間遅らせる言葉を使う。24時間以内に星のしずくを採るように言い「アラ・ディウム・メイ(空を飛ぶ言葉の力)」で帰っていく。
すももが水泳特訓
翌日、すももは石蕗に頼み、水泳の特訓。
「融合を24時間遅らせる言葉」…えー…こんな便利な言葉あったっけ?
すももが泣きそうになるたびにアスパラさんがムっとするシーンが何度か出てきてます。「水を恐れるステラスピニアがプリマ・プラムになっている」事がよほど気に障るのかも。 アスパラさんが空を飛んで帰るのはいいんだけど、放置されたアーサー松田がちょっと可哀想。
翌日は特訓。原作ではちょっと感動するシーンだったんだけど、軽いスポ根物のコミカルな内容に。もったいない。

夕方終了。石蕗はあわてて帰宅
夕方まで泳いだけど、仕上がりは微妙。石蕗の「秋姫、ほんとはすごく勇気あると思うから」というセリフでちょっといい雰囲気になるが、夕日が沈もうとしている(=ユキちゃんに変身してしまう)事に気づいた石蕗は、あわてて帰宅。
「いい雰囲気になりかけたところで石蕗が慌てて帰宅」は実によく出来てます。妙なすれ違い感が、すごくいい。

水への恐れをほぼ克服。ヴィム・コミティ・アクアが使えるようになったすもも
夜になり再びプールへ。水を怖がっていたすももだが、ついに決意。するとレシピに文字が浮かび上がり、水と交わる言葉が使えるようになる。水にもぐったすももは、星のしずくをすくう事に成功。
アスパラスは、
  • すももの能力が想像以上に高い。
  • ヴィム・コミティ・アクアは学園で学んだものでも習得に1週間はかかる。それをわずか1日で覚えた。
という事実に驚く。
ここの展開も基本的に第3話と同じですね。石蕗がベースを作り、ユキちゃんが一押しし、レシピに言葉が出る(≒すももが成長する)。

エンディングの用語解説が変わった

フィグラーレや星のしずくについての解説が変わりました。知らなくてもそんなに問題はないけど、知っていて損はない、というものです。一応、伏線にもなってるし。

次回はサマーキャンプ

ついに来ました。プールでわざわざノナ×石蕗のフラグを立てた以上、何かが起こるはず。
また、三つ子(麻宮夏樹、麻宮秋乃、麻宮冬亜)のうち、少なくとも冬亜は確実に出てきます。この三つ子、アニメ化にあたって一番出番を削られてるし、活躍してほしいなぁ…。

テーマ : ななついろ★ドロップス - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : アニメ いとうのいぢ ななついろ★ドロップス

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Comment

前回のコメントの返信ありがとうございました。

前回といい、分り易い考察を、それもこんなに長く。
いやはや、凄すぎて頭が上がりません。


>すももが着ている服は、フィグラーレの魔法学園の制服
そうだったのですか!!
すももの母に関する伏線は第7話に出るみたいですが、
もうこの既に時点で散りばめてたのですか。
赤嶺進一 | 2007.08.09(木) 23:51 | URL | コメント編集

>赤嶺さま
この作品に限ってはいろいろ書きたい事が出てくるんですよ。原作は序盤で一度挫折したほどゆるいゲームだったんですが、世界観や作品全体の雰囲気、中盤以降の展開が気に入ってるんだと思います。
そのせいで、なかなか感想が書けないというのもありますが…。

「フィグラーレの学園の制服」というのは断言はしてないけど、映像的にはこの4話でほぼ確定ですね。7話・8話あたりでおそらく全てが明らかになりそうです。

せれすと | 2007.08.11(土) 23:41 | URL | コメント編集

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レビュー・評価:ななついろ★ドロップス/【第4話】 「夏色のプールサイド」

品質評価 11 / 萌え評価 44 / 燃え評価 1 / ギャグ評価 7 / シリアス評価 14 / お色気評価 33 / 総合評価 18レビュー数 63 件 突然転校してきた結城ノナは、クラスメイトが話しかけてもほとんど無視して勉強し続けるようなクールな女の子だった。そして夏、プールの季節。水
2007/08/10(金) 16:36:47 | ANIMA-LIGHT:アニメ・マンガ・ライトノベルのレビュー検索エンジン
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