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2008.07/27(Sun)
マクロスFが「7話がピーク」に見える理由
そもそも万人が高評価する作品なんてあり得ず、同じ作品をある人は絶賛し別の人は叩く、といった事はよく見られます。一方で「みんなが面白いと言ってるから、自分が見ても面白いはず」という自己暗示的な好循環もよくある。
ただ、マクロスFはこの数話ほどで裏返った人が若干多いように思えます。制作側にとっては予想外かも。
第13話で物語が大きく転換し、少しずつ蒔いてきた伏線の回収を進めつつ新たな伏線も出し、歌の位置付けやメインキャラの立ち位置も変化。大きな破綻はなく、むしろ序盤に比べても複数のイベントがち密に進行しているように思える。普通に面白いし、個人的に笑いのツボなシーンも結構ある。なのになぜか?
勢いのなさの原因
第8話が転機です。- 第3話→第7話まで上り調子の熱狂
- 第8話・第9話・第11話がブレーキになって熱狂が薄れる
- さらに以下に述べるような要素が目立ち始めたため、変わらず面白く感じる人がいる一方、作品の基礎評価の反転度合いが強いと(※無意識に欠点がクローズアップされる精神状態)急につまらなくなったと感じる
- 3話→7話がずっと上り調子だった分「7話ピーク」という印象になる
- 第13話以降の急展開と大量の謎が頭の中で処理しきれない
-
たぶん、これが一番大きいです。
謎解明が客引き要素として強い割に、なかなか解決されない。以前も書いたけど、「異世界の謎解き」はアニメでは鬼門です。視聴者が感情移入しづらいから。
第13話は、自分も謎を整理・解釈するのにかなり手間がかかりました。「わけわかんないからもういいや」と物語への興味が薄れた人が相当数いたんじゃないかと。謎が気にならない・覚えていないから、その謎を解決しても気にならないしますますわけがわからなくなる。
「序盤からの伏線と整合性を保ちつつ急展開を行い、中だるみを防ぐ」という制作上の思惑がありそうに見えるけど、逆に中だるみ感を強めてしまったように思えます。
敵であるバジュラに襲われたギャラクシーを救援に行く(第7話)→真の敵はバジュラではなくギャラクシーにいる何者か(第15話)と大転換させるためには、こうせざるを得なかったとは思うんですが。 - 序盤で視聴者を引き寄せた要素が激減
-
シェリルが急激に落ち、ランカが一気に上昇。戦闘とシェリルの歌がものすごく減り、わずかな戦闘に乗るのもランカの歌。
演出の狙いとは言え、アイモは戦闘に合わないです。また、戦闘がバンクだらけでかつ力押しでも普通に勝てるようになり、戦闘の見どころが薄れてるのもあります。 - キャラの目標がぼやけて鬱気味に
-
(※これは第17話以降解決されていきました)
第7話までの駆け上がるような話から、メインキャラが鬱気味に。レオンやグレイスの目標はよくわからず、アルトやランカは目標を見失い、シェリルは停滞。メインキャラがいつもイラついていたり自他の言動に疑問を持ちつつミッションに参加しミッションクリアしても素直に喜ばないので、爽快感があまりない。 - 序盤で釣られた人が、マクロスシリーズのお約束で不満を持つ
- 具体的には、濃い恋愛描写と歌。ただ、これはもう仕方ないです。三角関係であれこれするのは初代からの伝統だし、作中に出てくる歌はマクロス7に比べればずっと抑え気味。
- そのほか、序盤から積み上がった細かい問題
-
熱狂が冷めると、どんなアニメにもあるご都合主義、キャラの弱さ、恋愛の唐突さなどが目につくようになります。ずっとピリピリしてほとんど成長してないように見えるアルト、ランカの恋愛重視あたりは特に危ない。
とは言え…
作品人気は数字で見るべきです。どの作品でも言えるけど、ネットでの声の大きさと実際の人気は明らかにズレがある。
マクロスFの後半に不満を持つ人は、アニメを大量に見ている場合が多いように見受けられます。考えたら、そういう人は他に見るべきアニメが山ほどあるから、いちいち謎を考えるヒマがない。謎は最低限あればよくて「簡単に理解出来る刺激的要素があるかどうか?」が重要になってくる。
ヤマトやエヴァや初代マクロス路線ではなかった
デカルチャーエディションやヤックデカルチャーエディションを見て、自分が序盤で何を期待していたのか改めて気づきました。昔の作品だと宇宙戦艦ヤマトや初代マクロスやエヴァンゲリオン、最近のだとコードギアスなどで感じられる空気に、マクロス要素を足したものを期待していたようです。- ギリギリ戦闘がしょっちゅうあり、地形効果や奇抜な作戦などで切り抜けていく。少しでもタイミングがズレたら全てが終わっていた事も多々
- 全滅ENDの緊迫感があり、だからこそ市民は日々を明るく楽しく過ごす
- 分かりやすい目標に向かって突き進み、目標達成までの道のりがはっきりわかる
- バンクがほとんどない戦闘
- 戦闘シーンの歌は、高揚感のあるシェリル中心
- いつもイラついていたアルトがオズマ他の指導で急激に成長
- 力押しばかりではなく、歌で解決
- バジュラの中から、プロトカルチャーっぽい美少女が出てくる
吉野弘幸さんは初代をリアルタイムで見たらしいしコードギアスにも関わっていたから、ルルーシュや一気に駆け上がっていくようなストーリー展開やナリタ連山のような戦闘(紅蓮舞う・ナリタ攻防戦)がウケるのは分かっていたとは思うんですが。
まぁ、「戦闘で釣り上げ続け敵を力ずくで打ち倒すような作品にはしたくない。人同士の触れ合いや文化の価値や平和への願いを感じさせる作品にしたい」という制作側の意図があるのかもしれません。「歌で敵を倒すからマクロス(マクロス7)は好きじゃない」という根本的な勘違いがいまだに見られるぐらいだし。
テーマ : マクロスF(フロンティア) - ジャンル : アニメ・コミック
●ガンダム
●
ガンダムシリーズはちゃんと見てないというのもあって、例に挙げづらいんです。
歌でかく乱して敵を倒す→政府や軍は大喜びだけどメインキャラは自分たちの行動に疑問…というのはマクロスの特徴がよく出てるだろうし、話運びも手堅いと思います。
ただ、キャラが目的を見失って流されている・本気出せば特に作戦を立てなくてもそこそこ勝てますよという状況は、物語として成り立ってもすっきりしない、という事でしょうね。
最終決戦で、激しい戦闘とランカ&シェリルのライブがあるだろうけど、どういう流れでそこに至るか、物語にどう決着がつくのか、期待しています。
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あれの戦闘シーンは凄かった。
飽きるのも早かったけどw
「またかよ」みたいな。スーパーサイヤ人の上はどこまで行くんだ?といった呆れがあったもんだがw
もうネタ切れだろうと思ってたところへマクロスFです。
戦闘シーンの展開の変化(変質)は、ぶっちゃけ新鮮。
今はマクロスとして正しい方向へ向かってる。
ランカの立ち位置がイマイチ吹っ切れないから、ファンはやきもきしてるんじゃないかと。
ドロドロ&熱くなる展開はこれからかな。
ラストへ向けての展開の変化がワクワクです。^ ^