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黒神第1話「三位一在」ちょっと感想
BIGLOBEは、最速放送日にネット配信すればいいのに。テレビ朝日以外はアメリカや韓国より放送が遅れるってどうよ…?
深夜アニメを見てわかってきたのは、「物語は、1話を見てもらう事・序盤で客の心をつかむ事が、超重要」という現実。
しかし、まりあ†ほりっく第1話が大開陳Web配信をしAT-Xで先行放送する一方、黒神第1話は超限定Web配信。アニメがたくさんある中、先行放送には意味があると思う。でも妙な視聴制限をかけるのは…テレビ局の意向なのか、サンライズ(バンダイ)の意向なのか。年明けの日米韓三カ国同時放送にこだわっているとか?
それはそれとして。
結論から言うと、アニメ「黒神 The Animation」は、原作の基本設定を押さえつつ、キャラやストーリーをよい意味で大改変している。つかみはかなり良いです。


結末はまだわからないけど、「沖縄で弱い地震」とか言ってたからニライカナイ編で区切りをつけるのかも。ただそうだとすると、1クールでは詰め込みになり、2クールだと間のびしそう。
アニメ第1話あらすじ
幼い頃に母を事故で亡くしマンションで一人暮らす高校生、伊吹慶太。彼は幼なじみの佐野茜に世話をやかれつつ、人との深い付き合いを避けていた。ある日慶太は、母が死ぬ前日に見た「母と同じ顔の女」をまた見かける。一方、友人の山田理佐はコンサート会場で自分そっくりの少女を見かけるが、街にはさらにもう一人、理佐と同じ顔の少女がいた。
次の日、慶太は屋台のラーメン屋でクロと名乗る少女に出会う。クロは慶太の母親の話を聞き「世の中には同じ人が3人いて、サブは出会うと死に、ルートが運を吸収する」などと話し始める。
直後に謎の男がクロに襲いかかるが彼女は人を超えた力で撃退し、「兄を抹殺しに行く」との言葉を残して立ち去る。
その後、理佐や慶太の隣人のまゆが事故で死亡。そして、理佐やまゆと同じ顔の人物が「選ばれし者」として蔵木大地の元に集められる。
キャラの改変
- 伊吹慶太(主人公)
-
原作は確か19歳のツンデレオタクダメ男。「秋葉原好き」「自称ゲームクリエイター(市販に至ったゲームはない?)」「嫌っている父親に生活費を依存しているっぽい」「幼なじみの茜さんにたかる」「すぐに怒鳴る」「クロをせっかんする」……などなど。濃いキャラなのではまった人には支持されそうだけど、ネットのアニメ評論家たちが捨て台詞残して切る原因となりそうなキャラでもあります。
制作側は彼がアニメ向き主人公でない事を十分承知していたようで、「母の死や友人の死(?)などにより、人とそれなりに付き合いつつも距離を置く繊細な一人暮らしの高校生」に変更。しかし原作の正義感(?)や行動力は受け継いでいるようなので、比較的好感度の高い主人公になっています。慶太の成長も見所の一つだそうで。 - 佐野茜
- 幼なじみの世話焼きなのは同じ。でも、慶太との関係性や生活感を強調しつつ、ドジ属性や萌え要素を増量。
演出の改善
- クロの食い意地が張ってる
- ラーメンをおいしそうに食べたり、こぼれたラーメンに気づいて叫び声を上げてがっかりしたり…というあたりの描写が大幅に改善。クロはもともと萌え度が非常に高いキャラなんだけど、一層際立ってます。
- 中二病表現のカット
-
“獅子神一族”とか“源流”とか“下賎な人間の技”とか“刹那”とか、中二病っぽい割にさほどカッコよさげでもない&思わせぶりすぎて混乱を招きそうな台詞回しが、カットされてます。
第1話がよくわからなかったという話もちらほら見かけるぐらいなので、カットして正解だったかと。クロの格闘スタイルはボクシングというより自己流格闘技みたいになってるし、アニメの限られた時間でボクサーの兄ちゃんを出す余裕もないと思うし。 - 戦闘シーンが華麗
- 一度見てみる事をおすすめ。アニメならではの躍動感ある戦いになっています。クロはパンチ系中心の格闘キャラで、見ばえするし。
あと、これまたカラー映像ならではのよさがあります。風景がすごく綺麗だし、バットで殴られて倒れたクロが青くなったり復活すると赤く染まったり。
世界観や物語の改善
- クロは何者かに追われている
- 原作では、序盤のクロは源流を知らない雑魚元神霊(もとつみたま)として殺されそうになるんだけど、アニメでは「生きたまま確保しろと命令されている」と、追われている形に。実際、その方が物語に一貫性が出るはず。
- ドッペルライナー・システムをていねいに描写
-
ドッペルライナー・システムは正直言って少々無理やり感がある特殊設定なんだけど、黒神世界の大原則であり、物語全体に深く関わっています。にも関わらず、原作序盤では回想や会話で語られるだけ。
アニメではドッペルライナーを実際に何人も出し、まゆの死や母親似の女性(七瀬忍)登場も早めにやっています。山田理佐というオリジナルキャラもいる。これにより、- 「世の中には同じ姿かたちの人が3人いて、運を分け合っている」「彼らが出会ったら、サブは死ぬ」「生き残ったルートは、死んだサブの運を吸収して強運になる」というのが回想や伝聞ではなく、現在進行形の物語になっている
- 慶太の性格や立ち位置がよくわかる
- 忍を見かけた後に行きつけのラーメン屋へ行きそこで母親の事を聞かれたので、「ドッペルゲンガー」について自然に話せている
- 身近な人があっさり死ぬ事で、インパクトや非日常感が高まる
- 生き残ったドッペルライナー(ルート)や、サブたちを消滅させルートを集めた男(蔵木大地)が、伏線として機能している
これでもなお理解出来ない視聴者は出てくるだろうけど、シャナや禁書目録に比べればかなり単純だし、つまみ食いし続けるような視聴者以外はある程度興味を持てば自発的に調査や情報交換をする→より一層世界にはまっていくものなので、問題はないかと思います。
…ふと「黒神世界では、有名人はルートしかいないんじゃ?」と思った。サブがテレビにでも出ようもんなら、すぐに死んじゃうだろうし。
萌えキャラはクロだけ?
原作とは似て異なる物語になりそうで、期待しています。はっきり言うと、原作トレースだとほとんど話題にならないだろうし。原作知名度があまり高くない事や、設定や話に論理的組み立てがやや欠けてる感じなのはともかく、「明らかな萌えキャラがクロとせいぜい茜さんぐらい」「アニメでウケにくい、全体的に暗めな雰囲気」というのが。
- ○クロ……ぺたんこの格闘家だけど、とってもよい子。首輪は萌え要素になるはずだけど有効活用されてない
- ×エクセル……アニメ的に人気がかなり出にくい属性
- △佐野茜……性格もスタイルもいいんだけど年上だし、本筋にあまり関われない。魅せ方次第か
- ×七瀬忍……おばさんだし、いろいろある
- △マカナ……キャラがそこまで立っていない。でも、魅せ方次第で人気出そう
- ×北条水華魅……アニメ的に人気がかなり出にくい属性
- ×魁音寺雪……思わせぶりに出る程度
自分はツンデレや小悪魔系の属性が弱めなんで、クロみたいなキャラは正直かなり好みなんですよね。