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2007.05/16(Wed)
この青空に約束を第7話 かつてない綺麗な絵
この青空に約束を 羽山海己(前編)
アニメ版「この青空に約束を」で、![]()
海己と航は幼なじみ。しかし子供の頃の衝撃的な事件が、二人の関係を複雑なものにした。
ルートごとにストーリーを短くまとめる利点
ふと、「ヒロイン1人につき2話を割り当てる」構成は、考えようによっては視聴者にやさしいと気づきました。前のヒロインのストーリーと新しいヒロインのストーリーが基本的に何の関係もなく進行するんで、たとえば海己のストーリーだけ見たい人は「第1話(凛奈前編。基本設定解説)、第7話(海己前編)、第8話(海己後編)、そしてたぶん第13話(最終回)」の4話だけ見れば話がつかめるようになってる。
ストーリーは相変わらず超ダイジェスト版。
季節は、たぶん夏休みに入ったあたりに戻ってます。各エピソードの時期は原作とズレてるはずだけど、大して気にはなりません。
ただ、「海己は、過去のひどい体験のせいで、精神的にかなりおかしくなっている」エピソードが今までほとんど描かれてこなかった(第1話で凛奈の歓迎会をやった時に少しだけ出てきた)ので、宮穂の怪談を聞いて海己が精神崩壊する部分はかな〜り唐突。
「やっぱり、原作の流れをかなり無視していいから、海己の性格をもっと深く掘り下げた方がよかったんじゃないかな」と思ったり。![]()
夏祭りで迷子になり、精神的に危うくなる海己。航が駆けつけて何とか落ち着く。
とは言え、原作完全無視したら、原作派からいろいろ言われただろうし。「そもそもあの長編を全13話にまとめるって方が無理なんだよ」と言いつつも、そこをうまくまとめないといけないわけで。難しい。
原作の作り自体、アニメ化しにくい要素があった
もともと原作は、- 読者(というかプレーヤー)も登場人物も知っている情報
- 登場人物は「常識として」知っておりその常識に従って行動しているが、読者は知らない情報
- 登場人物も読者も知らない情報
「星野航の父親と羽山海己の母親が駆け落ちして、二人の家庭が崩壊した」「だから、航と海己はお互い好きあっていても、気軽に付き合おうという気持ちになれない」という事実は「登場人物は常識として知っているが読者は知らない」情報。原作では、序盤では読者にはぜんぜんわからず、かなり物語が進行してから初めてはっきり書かれた。![]()
みんなが帰省しているお盆。夕立の中、二人が急ぎ寮に帰ると、停電になっていた。子供の頃のトラウマから一人きりになるのを異様に恐れ、二人きりになるのに抵抗がある海己。それでも「みんなが帰ってくるまで一緒にいてほしい」と航に頼む。
その結論に至るまでかなり長い間「航と海己の関係ってどうなってんの? どう見てもただの『お互い好きあってる幼馴染』じゃないよな。いとこじゃないし…実は生き別れの兄妹? いや違うな。異母兄妹でもなさそうだし…???」みたいな感じでじりじりと気を引いてたはず。![]()
かつて恋人同士だったが、家の事情で別れざるをえなかった航の父親と海己の母親。この島で偶然再開した二人は、ある雨の夕方、すべてを捨てて駆け落ちする。深く傷ついた海己は、航に頼り、「航の周りに集まってくるみんなと、楽しく過ごす」事を望むようになる。
ところがアニメの2話構成ではそんなのんびりした展開は無理なんで、クライマックスだけびしびしと投入し、上記の秘密設定もあっさり公開。本当、アニメ化って難しい。
次週はオリジナルストーリーっぽい
原作と話の流れが決定的に変わるポイントがあったんで、次週はかなりのオリジナルストーリーになるはず。このアニメでは「教頭と校長の暗躍」ネタを前面に出す気がなさそうなんで、文化祭での海己の演説とセットでまとめて削り、「航と海己が困難を乗り越えて一緒になる」お話でまとめる方向っぽい。
結構期待してます。
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