最近の記事

2007.05/16(Wed)

この青空に約束を第7話 かつてない綺麗な絵 

この青空に約束を 羽山海己(前編)

アニメ版「この青空に約束を」で、過去最高(07/06/29追記)全編通して最高と言える綺麗な絵の回。いや、今までがひどすぎたと言ってしまえば身もフタもないけど。さすがに、「メインヒロインのストーリーでやばい作画だと、ものすごくマズイ」と思ったのでしょう。海己(うみ)の肩幅がちょっと広くなってちょっとマッシブだけど、カットによってはかなりいい感じ。
この青空に約束を第7話 海己と航、子供の頃の思い出
海己と航は幼なじみ。しかし子供の頃の衝撃的な事件が、二人の関係を複雑なものにした。

ルートごとにストーリーを短くまとめる利点

ふと、「ヒロイン1人につき2話を割り当てる」構成は、考えようによっては視聴者にやさしいと気づきました。
前のヒロインのストーリーと新しいヒロインのストーリーが基本的に何の関係もなく進行するんで、たとえば海己のストーリーだけ見たい人は「第1話(凛奈前編。基本設定解説)、第7話(海己前編)、第8話(海己後編)、そしてたぶん第13話(最終回)」の4話だけ見れば話がつかめるようになってる。

ストーリーは相変わらず超ダイジェスト版。
季節は、たぶん夏休みに入ったあたりに戻ってます。各エピソードの時期は原作とズレてるはずだけど、大して気にはなりません。
ただ、「海己は、過去のひどい体験のせいで、精神的にかなりおかしくなっている」エピソードが今までほとんど描かれてこなかった(第1話で凛奈の歓迎会をやった時に少しだけ出てきた)ので、宮穂の怪談を聞いて海己が精神崩壊する部分はかな〜り唐突。
この青空に約束を第7話 夏祭り
夏祭りで迷子になり、精神的に危うくなる海己。航が駆けつけて何とか落ち着く。
「やっぱり、原作の流れをかなり無視していいから、海己の性格をもっと深く掘り下げた方がよかったんじゃないかな」と思ったり。

とは言え、原作完全無視したら、原作派からいろいろ言われただろうし。「そもそもあの長編を全13話にまとめるって方が無理なんだよ」と言いつつも、そこをうまくまとめないといけないわけで。難しい。

原作の作り自体、アニメ化しにくい要素があった

もともと原作は、
  1. 読者(というかプレーヤー)も登場人物も知っている情報
  2. 登場人物は「常識として」知っておりその常識に従って行動しているが、読者は知らない情報
  3. 登場人物も読者も知らない情報
が複雑に折り重なっていて、「それらの情報の絶妙な組み合わせで、読者の気を引く」という構成になってました。
この青空に約束を第7話 一人にしないで
みんなが帰省しているお盆。夕立の中、二人が急ぎ寮に帰ると、停電になっていた。子供の頃のトラウマから一人きりになるのを異様に恐れ、二人きりになるのに抵抗がある海己。それでも「みんなが帰ってくるまで一緒にいてほしい」と航に頼む。
「星野航の父親と羽山海己の母親が駆け落ちして、二人の家庭が崩壊した」「だから、航と海己はお互い好きあっていても、気軽に付き合おうという気持ちになれない」という事実は「登場人物は常識として知っているが読者は知らない」情報。原作では、序盤では読者にはぜんぜんわからず、かなり物語が進行してから初めてはっきり書かれた。

この青空に約束を第7話 みんなと一緒がいい
かつて恋人同士だったが、家の事情で別れざるをえなかった航の父親と海己の母親。この島で偶然再開した二人は、ある雨の夕方、すべてを捨てて駆け落ちする。深く傷ついた海己は、航に頼り、「航の周りに集まってくるみんなと、楽しく過ごす」事を望むようになる。
その結論に至るまでかなり長い間「航と海己の関係ってどうなってんの? どう見てもただの『お互い好きあってる幼馴染』じゃないよな。いとこじゃないし…実は生き別れの兄妹? いや違うな。異母兄妹でもなさそうだし…???」みたいな感じでじりじりと気を引いてたはず。
ところがアニメの2話構成ではそんなのんびりした展開は無理なんで、クライマックスだけびしびしと投入し、上記の秘密設定もあっさり公開。本当、アニメ化って難しい。

次週はオリジナルストーリーっぽい

原作と話の流れが決定的に変わるポイントがあったんで、次週はかなりのオリジナルストーリーになるはず。
このアニメでは「教頭と校長の暗躍」ネタを前面に出す気がなさそうなんで、文化祭での海己の演説とセットでまとめて削り、「航と海己が困難を乗り越えて一緒になる」お話でまとめる方向っぽい。

結構期待してます。

テーマ : 感想 - ジャンル : アニメ・コミック

タグ : アニメ この青空に約束を

EDIT  |  18:30 |  アニメ(その他)  | TB(0)  | CM(0) | Top↑

Comment

コメントを投稿する

URL
COMMENT
PASS  編集・削除するのに必要
SECRET  管理者だけにコメントを表示
 

Tracback

この記事のトラックバックURL

この記事へのトラックバック

 | BLOGTOP |